魔女の弟子の怒り

魔女の弟子の怒り


第三次魔法少女大戦中

「さて、お次のお相手はあなたかしら?」

「おやおや、新たな雑魚がのこのこ来ましたのぉ?」

は?こいつ今

「早速、殺させてもらいますよぉ!!魔法発動!『魔女裁判』!」

これは結界か。それにあいつは今更になんといった?

それに結界の中はほんとにあの忌々しいあの場所と同じだな。

「この結界の中では魔法が使えなくなりますし、体から力が抜けて、動けなくなるんですよねぇ」

「あとはこの私があなたのことを魔女認定したら処刑されるんだよねぇ。核が何処にあろうとも十字架に張り付けられて動きを制限された状態で核ごと燃やすんだぁ。変に動いてもこのライフルで撃っちゃえば解決だしぃ。この結界内では私はぜった~い。ほ~んと魔法少女狩りってちょ~楽勝。」

「それじゃあ死ぬ前に教えてよぉ。こんなにあっさり殺すのはかわいそ~だから遺言と悲鳴を聞いてあげるんだぁ。ほら、泣き喚きながら私に縋り付きながら「許してくださ~い」って惨めに乞えよ。」

「あっ分かったぁ。動けないくらい弱ってるからそれも出来ないかぁ。それじゃあ私が頭を踏みながら聞いてあげる。私ってばやさし~い。」

ライフルを持った魔法少女が無防備に近づく。

「..........」

「えぇ?なんてぇ?よく聞こえな~え?」

ぐちゃり。という音と共にライフルを持っている方の腕で落ちた。

「い、いぎゃあ!あ、あ、な、なにが」

「しょ、しょけッ」

「『~~』付与:沈黙。念のため。強化。ふんっ」

ヴァイスハイトが腕の筋肉を強化し、左腕の銛でフルスイングし喉を潰す

「あなた。魔女裁判といいましたわよね。それをこのわたくしに言ったことを後悔しながら死ね猿。楽に死ねると思わないことですわね。」

「最後にさっきあなたの腕を切り裂いたのは魔術の一つである『風刃』というものですわ。あなたは魔法は封じましたが魔術を封じるとは宣言していませんでしたから。貴様の勉強不足ですわ。最後にもう一つ。結界魔術とは大規模な分、制約も多いことを知っておくべきでしたたわね。例えば制限することは細かく設定することとかですわね。後、無知なあなたに教えて差し上げますわ。力が入らなくなっていたのは恐らくこの結界の意地のために急激に魔力を吸われたことによる魔力不足が原因でしょうけど、魔力の扱いを理解しているなら対策の一つくらい簡単ですわ。」

「それでは、簡単に壊れないでくださいましね。猿。」

それから、結界が消え、ヴァイスハイトが出てきたのはそれから数時間後の頃だった。

そして、結界の中に残っていたのは、ミンチになった肉片と大量の血のみであった

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